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大町町の伝説

入力日 2014-12-11 閲覧 28581
タイトル 「道近さん」
内容

 伝説は道近さんこと國広徳房が大町一帯の郡司に任じられたのは「黒髪山の大蛇退治の功績」によるものと伝えている。

 「八幡宮由緒」などの文書資料よれば、大蛇退治は仁平3年(1153)の出来事とされてる。為朝の生誕年は保延5年(1139)年とされるので、為朝14歳(!)の時のことになる。道近の生誕年は明らかではないが、同じ随行者の一人が「為朝の乳母の夫」とされているので、おそらく親世代ほどの武将が付き従ったものと思われる。道近が大町に赴任したのが久寿3年(1156)、黄金姫を呼び寄せたのが難産で亡くなる仁安2年(1167)の「十年ほど前」とされている。

 さて、年号付で具体的に伝わる道近さんと黄金姫は実在の人物なのだろうか? 一貫校の発掘調査では屋敷の区画と思われる溝が確認されている。居住者の正体はともかく、それなりの身分階層の屋敷があったことは確かなようだ。